事例紹介
2型糖尿病合併妊娠の患者さん
当院に来院するまでの患者さんの経緯
●2型糖尿病合併妊娠のため、血糖コントロール目的にて入院
2型糖尿病合併妊娠について
糖尿病合併妊娠とは、糖尿病と診断されていた人が妊娠した状態のことです。
糖尿病合併妊娠の方や、妊娠中に妊娠糖尿病(GDM)と言われた方は、赤ちゃんやお母さんが安全に妊娠を継続し出産するために、血糖を可能な限り正常に保つ必要があります。これは、お母さんの高血糖が胎盤を通じて赤ちゃんに伝わり、過剰に栄養を受け取ってしまうために巨大児になってしまうなど、赤ちゃんにもお母さんにも妊娠・出産に特有の合併症を引き起こす可能性があるからです。
当院の対応
●患者さんの不安に対して
CSII(持続皮下インスリン注入療法)導入時、使用方法の不安が強かったため、訪室前に機器の操作方法についてしっかり理解した上で指導を行い、患者さんに不安を与えないよう努めた。
●医療・ケアに関して
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CSII(持続皮下インスリン注入療法)
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血糖測定
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バイタルサイン測定
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不安の傾聴 など
CSII(持続皮下インスリン注入療法)について
2型糖尿病で経口血糖降下薬を使用していたり、インスリンと経口血糖降下薬の併用による治療を行っている場合も、妊娠前、妊娠中、周産期、授乳期の糖尿病の薬物治療はインスリンによる治療となります。インスリンは胎盤を通過しませんが、経口血糖降下薬は胎盤を通過してお腹の子どもに薬の成分が移行してしまう可能性があるためです。
CSIIは、小型のポンプにより持続的にインスリンを皮下注入して血糖コントロールを行う治療法です。このポンプをインスリンポンプと言い、皮下に留置したカニューレという細い管を通して自動的にインスリンが注入されます。
他科との連携
栄養科と連携し、患者さんの嗜好調査を行った。
患者さんの経過
インスリンによる血糖コントロールを行い、血糖コントロール良好にて、一時退院された。
その後、当院にて出産された。
産婦人科・新生児科よりメッセージ
糖尿病合併妊娠や妊娠糖尿病の患者さんは増加しております。
不安なく入院生活が送れるよう、サポートを行っていきます。
※上記は事例であり、お一人おひとりの状況に合わせてサポートいたします。